2011年6月15日

【おすすめ本】奇跡の授業

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『奇跡の授業』、週刊ポスト(6.24号)巻頭、巻末の特集にて大きく取り上げられている。

中勘助『銀の匙』ただ一冊を持って高校3年間をかけて国語授業で読み込むという先生。
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ポストに書かれていることを少し紹介すると先生の思いはこういうことらしい。

『国語力は生きる力、子どもたちに学ぶ力の背骨を身につけてほしかった』

何とも魅力的な言い方である。
受験のためのテクニックを教えようなどとは微塵も見当たらない。
現在98歳という明治生まれの教師は、中勘助からも直接教えを乞い、
同時に感謝もされたという本格である。

昨今の教育論議に表面を辿るだけの様な危うさを感じているのだが、
こういう骨太な言語への取組みは是非学ぶべき何かがあると思う。

確かに言葉と想像力、そして探究心が生きる力の根本だったと思い出させてくれる一冊。

大震災で物語りを失った人々が、再び物語を築き上げてゆくためには不可欠な要素として
“学ぶ力の背骨”そして自在な想像力。

学校の先生に限らずご一読を。

【人事部 平野】